畳のお手入れ方法

片岡屋畳店

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畳のお手入れ方法

日常のお手入れについて

手入れによって畳の寿命は長くなります。
普通2〜3年で裏返し(畳表は一度裏返して使えます)、3〜5年で表替え(畳表だけを張り替える)をするのが一つの目安と言われています。

畳は湿気を嫌うので、天気のいい日は窓を開けて換気をしたり、畳を持ち上げてビール瓶等を下に入れて風を通したりします。機密性の高い、結露の多い住まいの場合、害虫やカビが発生しやすくなりますので、特に注意が必要です。掃除機をかける時は、畳表の目にそって丁寧にかけましょう。

畳の上に上敷き表やカーペットを敷いたままでいると、畳と敷き物の間にゴミやホコリが溜まり不衛生になりがちです。定期的に敷き物を剥がして掃除してください。

新しい畳を拭くときは、1リットルの水に対し約3分の1の量の酢を混ぜます。その酢水で濡らした雑巾を堅く絞ってから畳表の目にそって拭きましょう。

家具の跡がついた時には、霧吹きで軽く湿らせてしばらく措いてください。その後、硬く絞った濡れタオルをのせて上からアイロンを当てるとかなり元の状態に戻ります。

畳縁の汚れは、ブラシに洗剤をつけてたたき、その後きれいに拭き取ります。

畳のしみや汚れの処理方法

○畳のカビ
畳を上げて十分乾燥させ、ブラシで丁寧に取り除いた後、掃除機をかける。また、消毒用アルコールを布に染み込ませて拭き取る。アルコールは殺菌力があるのでカビの発生を抑える効果がある。

○醤油
こぼした上に小麦粉、ベビーパウダーなどをふりかけ、粉末に吸い取らせ処理する。

○インク
牛乳で湿らせてふき取る。あるいはレモン汁で湿らせた後、塩素酸ソーダを10倍に薄めた液で拭く。

○マーキュロクローム(赤チン)
次亜塩素酸ソーダ入りの漂白剤を付け、さらに10倍に薄めたシュウ酸で拭く。完全には取れない。

○ヨードチンキ  
アルコールを布につけて拭く。

○フェルトペン  
油性のものはマニュキュアの除光液で拭き取る。

○クレヨン
クレンザーをふりかけ、ブラシでこすり、紙で拭き取る。

○鉄さび
トイレ用の酸性クリーナーでふき取る。

○石油・尿
粉末の洗剤、クレンザー、塩、小麦粉、ベビーパウダーなどをふりかけて、十分に液体を吸収させてきれいに拭き取る。その後、かたく絞った雑巾で何度もきれいに拭く。 畳が汚れて見にくくなった時、畳表だけの取り替え(表替え)ができます。

ダニやカビを防ぐ方法

畳に湿気は禁物です。最近の住宅は機密性が高く、室温の変化もあまりないのでダニやカビは発生しやすくなっています。通風に気をつけましょう。
ダニのえさになる食べ残しやフケなどを取り除き、ホコリをなくするために時間をかけて十分に掃除をすることが第一です。
冬に加湿器を使って加湿しすぎると結露が多くなり、ダニやカビの発生につながります。梅雨時期には除湿機もずいぶん効果があります。

ダニが繁殖する条件
1. 温度25〜30度、湿度60〜80%の高温多湿な環境がある。
2. エサ(ホコリ、フケ、食べかす)などがある。
3. もぐり込めて産卵する場所がある。

手に負えない時には専門家に
ダニやカビが発生し、気を付けていても広範囲におよぶ時は、専門家にまかせた方が無難です。

変色してしまった畳の取扱い 
畳が日焼けして変色したと気付いたら、1リットルの水に対し約3分の1の量の酢を混ぜ、雑巾に浸してよく絞って拭いて下さい。畳の色は元には戻りませんが、独特の照りが出て綺麗に日焼けします。

表替えにかかる費用
畳表代、畳縁代、その他材料代、加工工賃、諸経費などがかかります。

畳専用クリーナーによる畳清掃

上記のお手入れ方法を試しても駄目な場合、畳のお手入れも当店におまかせ下さい。
※畳専用クリーナーで清掃できない場合もございますので、まずはお気軽にお問い合わせ下さい。

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